ご挨拶

やさしい神経眼科 The Effective Neuro-Ophthalmology

写真:会長 野倉一也(藤田医科大学ばんたね病院 神経内科)
会長 野倉一也
藤田医科大学ばんたね病院 神経内科
写真:会長 島田佳明(藤田医科大学ばんたね病院 眼科)
会長 島田佳明
藤田医科大学ばんたね病院 眼科

このたび第58回日本神経眼科学会総会の会長を拝命いたしました。会期は2020年11月6日(金)・7日(土)、 会場は名古屋国際会議場です。名古屋での開催は、私どもの恩師であった、藤田保健衛生大学(現、藤田医科大学)神経内科の山本紘子先生が主催された第42回 (2004年)、そして愛知医科大学神経内科の佐橋 功先生、同眼科の岩城正佳先生が主催された第48回(2010年)以来、3回目になります。何れの総会も、学会の会員数では少数派である内科医が開催しており、今回も、内科医が会長を勤める総会として、第48回以来の10年振りになります。神経眼科に於ける内科の役割を反映するように、特色のある企画を用意しました。

テーマに掲げた、「The Effective Neuro-Ophthalmology ―やさしい神経眼科―」は、かつて、「The Effective Clinical Neurologist」というCaplan先生の書かれた教科書を、「やさしい神経科医」と訳された京都大学/アイオワ大学の木村 淳先生に倣い、患者中心の医療において、医療従事者がgentle で effectiveであることの重要性を表意しました。また、神経眼科は分野によっては難解な印象を与えがちではありますが、何とか、医療従事者にとってやさしい、理解可能な学問であってほしいという気持ちも込めました。

特別講演には神経眼科に関わるすべての医療従事者にやさしい新潟大学脳研究所の田中惠子先生に「自己抗体が介在する自己免疫性視神経炎」という演題で発展著しい神経抗体学を語っていただく予定です。またやさしい診療連携と称し、眼科との連携でうまく診療ができた良体験や、逆に何らかの障害でうまくいかなかったという経験を共有して、眼科との連携をよりeffectiveにしていこうという企画で神経内科医から発信するシンポジウム、そして眼形成外科医、脳神経外科医それぞれから手術的アプローチを披露して頂く外科から発信するシンポジウムを企画しています。国際協力、英語のセッションでは、柏井 聡先生から中国の神経眼科医の招聘と合同英語カンファレンスのオファを頂戴し、企画に加えさせて頂きました。

1990年に開場した、会場の名古屋国際会議場は2023年4月から2025年6月まで改修のため休場することが決まっています。

名古屋はアクセスがよく、特色ある名物料理が沢山あります。会期中の11月7日は立冬です。晩秋、初冬の名古屋をお楽しみ頂いて2020年の思い出の一つにしてくださいますように、ご参加をお待ちしております。

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