会長挨拶

会長 浅野 文祐

第23回日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医大会を、2016年2月27日に
開催させていただくにあたりご挨拶申し上げます。

近年、気管支鏡診療は大きく変わりつつあります。
肺癌病期診断にコンベックス型EBUS-TBNA、末梢病変診断にラディアル型EBUSやナビゲーションが、 American College of Chest Physicians の
ガイドラインで推奨され、国内外で施行例が急増しています。
今年から気管支喘息に対するサーモプラスティが日本でも保険認可され、
気道狭窄の治療では、ハイブリッドステントが薬事承認されました。
さらに肺気腫に対する気管支鏡を使用した肺容量減少術の治験が始まり、末梢病変に対する光線力学的治療の検討もされています。近い将来、これらの普及により気管支鏡診療がさらに大きく変わる
可能性があり、気管支鏡専門医として備えておく必要があります。

そこで本大会では、テーマを「気管支鏡診療の最前線」とし、上述したような習得する必要がある、あるいは知っておく必要がある新しい手技を選び、それぞれの分野の第一人者の先生方にご講演を
お願いいたしました。これだけの最新情報を一度に聞ける機会は、他にはないと信じております。
さらに、できるだけ多くの先生方に参加していただけるように、交通の便が良い名古屋駅前の
「ウインクあいち」を会場といたしました。

気管支鏡専門医、あるいは専門医を目指す先生には、この機会に新しい手技の導入と実践に備えて、多数のご参加を心よりお待ちしております。

第23回日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医大会
会長 浅野 文祐(岐阜県総合医療センター呼吸器内科部長)

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